2015.09.23
首都圏の新たな高速道路料金について
これまで整備の経緯の違い等から料金水準や車種区分等が異なっていた首都圏 (圏央道とその内側)の料金体系について、三環状の整備の進展を踏まえ、対距離制を 基本とした利用重視の料金体系へ平成28年4月1日(金)午前0時から移行されます。
新料金の概要
(1)対距離制を基本とした料金体系へ整理・統一
- (1)料金水準の統一
- 圏央道を含むその内側の高速道路の料金水準が「高速自動車国道の大都市近郊区間」の水準(普通車:29.52円/km、税別)に統一
- (2)車種区分の統一
- 首都圏の高速道路の車種区分が5車種区分(軽、普、中、大、特大)に統一
・首都高速:2車種 ⇒ 5車種
・京葉道路、千葉東金道路、新湘南バイパス:3車種 ⇒ 5車種
※首都高速などについては、物流への影響や非ETC車の負担増を考慮して、上限料金を設定。 第三京浜や横浜新道など、
現在の料金水準が低い路線については、「高速自動車国道の普通区間」を目安に料金水準を設定。(普通車:24.6円/km、税別)
(2)起終点を基本とした継ぎ目のない料金へ
都心部の渋滞等の課題に対して、圏央道や外環道の利用を促すために、ETC車の場合、 出発地と目的地が同じであれば、どの経路でご利用戴いても、起終点間の最短距離の料金となります。 ただし、首都高速経由の料金が高い場合は首都高速経由の料金は下げません。
経路選択 | 現行 | 新料金 | 同一発着同一料金 |
---|---|---|---|
圏央道 (111.1km) |
4,160円 | 3,700円 (▲460円) |
3,040円 |
圏央道・外環道 (125.8km) |
4,700円 | 4,250円 (▲450円) |
|
首都高速 (84.5km) |
2,670円 | 3,040円 (+370円) |
経路選択 | 現行 | 新料金 | 同一発着同一料金 |
---|---|---|---|
圏央道 (79.2km) |
3,090円 | 2,640円 (▲450円) |
2,640円 |
首都高速 (86.8km) |
2,420円 | 3,240円 (+820円) |
3,240円 |
(3)首都高速の新たな料金
1)ETC車の基本料金
普通車の場合、現行の「6km毎の料金距離に応じて加算される料金体系」から 「0.1km毎の料金距離に応じて10円単位で加算される料金体系」になります。激変緩和措置として 上限及び下限料金を設定しており、普通車の上限は1,300円、下限は300円になります。
現金車は、普通車の場合、1,300円になります。
区分 | 料金額(下限~上限) |
---|---|
軽・二輪 | 270円~1,070円 |
普通車 | 300円~1,300円 |
中型車 | 310円~1,380円 |
大型車 | 390円~2,040円 |
特大車 | 460円~2,600円 |
2)平成28年4月からの割引
新規、継続する割引 | 3/31で終了する割引 |
---|---|
都心流入割引(新規) | 会社間乗継割引 |
都心流入・湾岸線誘導割引(新規) | 放射道路端末区間割引 |
環境ロードプライシング割引(継続) | 埼玉線内々利用割引 |
大口・多頻度割引(継続) | 中央環状線迂回利用割引 |
羽田空港アクセス割引 |
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